この記事ではアートメイクができない人や施術が受けられない可能性がある人について解説しています。
アートメイクとは眉毛や唇といった箇所に細い針を用いて色素を注入する美容施術のことです。
皮膚に直接色を入れることでメイクをせずともメイク後のような見た目を維持できるところが大きな魅力となります。
皮膚に色素を入れる過程または結果において体調不良を引き起こす可能性がある人だとアートメイクを受けられません。
具体的にどういった人がアートメイクを断られるのか？という点を詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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アートメイクができない人の条件や特徴｜施術を断られるケースを解説
アートメイクができない人の条件や特徴は以下の通りです。
こちらに該当する人だとクリニックや医療機関側がアートメイク施術を許可しない可能性が高いと言えます。それぞれの内容を見ていきましょう。
アートメイクができない人①｜金属アレルギーの方
アートメイクに使用する針・色素には金属が含まれているため、金属アレルギーの方が施術を受けるとひどい腫れやかぶれ・長期的に皮膚が赤くなるなどの症状が出る恐れがあります。
一般的にアートメイク前にはパッチテストをおこないますが、その結果によってアレルギーの度合いが強い場合には施術を断られるかもしれません。
もともと金属アレルギーを自覚している方は、最初から医師にその旨を伝えておきましょう。
アートメイクができない人②｜高血圧・糖尿病を患っている方
普段から血圧が高い人、また抗凝固剤・抗血栓薬など特定の薬剤を服用している方はアートメイクを受けられません。これは施術時の出血が止まりにくく、通常通りに施術が進められない可能性があるためです。
また、糖尿病を患っている方は合併症のリスクがあるので基本的には施術を断られます。傷口が治りにくいというのも理由のひとつです。
なお、こうした方は仕上がりにムラができやすいので、そもそもアートメイクには向いていないと言えます。
アートメイクができない人③｜皮膚疾患をお持ちの方
アトピー性皮膚炎や極度の敏感肌など、皮膚疾患をお持ちの方もアートメイク施術を断られる可能性があります。
アートメイクは皮膚の浅い層に色素を注入する美容施術となりますが、肌が弱い人だと内出血・アレルギー反応・かぶれがひどくなる恐れがあり、結果としてアートメイク自体がキレイに仕上がりません。
また、色素がうまく定着せず、すぐに色落ちしてしまうケースもあるので、この点もあらかじめ医師に伝えておきましょう。
アートメイクができない人④｜妊娠中・授乳中の方
アートメイクの施術では部分的に表面麻酔を打つクリニックが大半です。妊娠中・授乳中の方は麻酔がNGであるため、基本的には施術を断られることになります。
特に妊娠中は胎児への影響を最大限に考慮するので、施術を受け付けてくれるところはないと言えるでしょう。
授乳中に関しては条件付き（一定期間授乳をしない等）で施術を認めるクリニックもあるかもしれませんが、ホルモンバランスの変化やアレルギー症状を引き起こす可能性があるので、控えた方が良いと考えられます。
アートメイクができない人⑤｜病気の治療中で免疫力が低下している方
長期的に病気の治療をおこなっている方、ステロイドを服用している方は免疫力が低下している恐れがあるため、合併症や感染症リスクを理由としてアートメイク施術を断られる可能性があります。
特に抗がん剤治療を受けている方は免疫力が著しく低下しているので、アートメイクを引き受けてくれるクリニックや医療機関は基本的にありません。
アートメイクの施術前後に気を付けるべき注意点
ここからはアートメイクの施術前後に気を付けるべき注意点を紹介していきます。
アートメイクに興味がある人はこちらの内容もぜひご覧になっておいてください。
施術前後の過度な日焼け
アートメイク前に過度な日焼けをしている場合は施術を断られる（＝時期を遅らせた方が良いとアドバイスを受ける）可能性があります。これは、日焼けをしている肌に色素を注入しても上手く定着しないためです。
日焼け後の肌が新しい皮膚へと生まれ変わる過程において、注入した色素ごと剥がれ落ちる（または薄くなる）かもしれないので、日焼けが落ち着いてからアートメイク施術を受けるようにしましょう。
また、施術後にすぐ日焼けをするのもNG行為のひとつです。施術前と同じく過度な日焼けは肌のターンオーバーを乱す恐れがあります。
代謝を上げる・肌のターンオーバーを促進する行為
アートメイク施術後は、激しい運動や長時間の入浴といった身体の基礎代謝を上げる行為も控えましょう。
基礎代謝力が上がると肌のターンオーバーが促進され、定着していない色素が薄まる可能性が出てきます。
ピーリング効果がある顔用薬剤やクリームの使用
アートメイク施術をしてから間もない期間に、ピーリング効果がある顔用薬剤やクリームを使用するのは控えましょう。
荒れた肌の皮膚や古い角質を除去するピーリング効果がある顔用薬剤やクリームを使うと、色素が定着するのを阻害してしまいます。また、頻繁にピーリングをおこなうと施術箇所の赤みや腫れの原因にもなります。
アートメイクができない人に関してよくある質問
ここからはアートメイクができない人の条件や特徴に関してよくある質問に答えていきます。
自分が疑問に感じている部分があれば、ぜひ事前にチェックしておいてください。
眉毛アートに向かない人の特徴は？
眉毛アートに向かない人の主な特徴は以下の通りです。
- 頻繁にメイクの仕方を変える人
- メイクに関して飽き性の人
- 肌のアレルギーを持っている人
流行りのメイクを参考にして頻繁にメイクの仕方を変える人には眉毛アートが向いていません。また、メイクに関して飽き性な人もアートメイクをしない方が良いと言えるでしょう。
アートメイクのデメリットは？
アートメイクをする主なデメリットは以下の通りです。
- 完全にアートメイクが消えるまで時間が掛かる
- 思った通りの仕上がりになるとは限らない
- 皮膚トラブルを招く恐れがある
最初にアートメイクをするときは基本的に1セット2回の施術を受けることになります。2回に分けて色素を注入するとしっかり色が定着して見栄えも良くなるのですが、この色素が完全に落ちるまでには1年ほどの時間が掛かります。
思った通りの仕上がりにならなかった場合、そのアートメイクが1年ほど残ってしまうのは大きなデメリットです。
アートメイク後はMRI検査が受けられなくなる？
金属成分を多く含む顔料を使用したアートメイク施術を受けた場合、MRI検査時に診断画像が乱れる・軽度の火傷を負うなどのトラブルが発生する可能性があります。
最近ではMRI検査に影響を及ぼさない顔料・色素が使われるようになっていますが、アートメイクを受けるときは使用する原料に金属が含まれていないかどうかを確認しておきましょう。
事前に医師と相談した上でアートメイク施術を受ける
アートメイクができない人の条件や特徴を詳しく紹介してきました。
＜結論＞
◇特定の持病や薬の服用歴がある人はアートメイクができない
◇アートメイクでは麻酔を使用するため妊娠中・授乳中の女性も施術を断られる
◇金属アレルギーの場合は事前のパッチテストの結果によって施術の可否が変わる
アートメイクは比較的気軽に受けられる美容施術のひとつとなりますが、上記のような方だと施術を断られる可能性があります。
持病・アレルギーをお持ちの方は体調不良や皮膚トラブルの原因になりやすいので、あらかじめ自分の体質を医師に伝えておくことが重要です。
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