アートメイク後にMRI検査を受けるのは大丈夫?やけどする?断られる理由を解説

アートメイクMRI

この記事では、アートメイクをした状態でMRI検査を受けるとどうなるのかについて解説していきます。

手軽に試せる美容施術として人気が高いアートメイクですが、皮膚に注入するインクの種類によってはMRI検査が受けられなくなる可能性があります。

インクに含まれる金属成分がMRI検査時に生じる電磁波に反応し「正確な診断画像が撮影できない」「稀にやけどを引き起こす恐れがある」などが主な理由です。

特にアイラインのアートメイクを施している場合には注意が必要とされていますが、眉毛のアートメイクも同様に気を付けなければなりません。

なお、MRI検査を実施している病院では「アートメイク(刺青・タトゥーを含む)をしている場合は事前に申し出ること」を注意事項のひとつに挙げています。

本文ではより詳しくMRI検査時の対応を紹介していますので、アートメイクをしている方やこれからアートメイクをする方はぜひご覧ください。

目次

アートメイク後のMRI検査は大丈夫?やけどするのは本当?断られる理由を解説

MRIイメージ画像

まずは「アートメイク後にMRI検査をしても大丈夫なのか?」「やけどするというのは本当なのか?」という疑問を解消していきます。

検査を断られる理由についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

MRI検査とは

MRI(Magnetic Resonance Imaging)とは、強力な電磁波と磁力を利用して様々な角度から身体の断面画像を撮影する検査のことです。

なお、身体だけでなく頭部の異常を早期発見するためにも用いられる検査となります。

検査に掛かる時間は検査する部位や目的によっても異なりますが、だいたい20分~30分、長くて1時間程度です。

上記の時間、強い電磁波を浴びることになりますが、X線検査とは違い放射線被ばくのリスクがないといった特徴があります。

病院側のMRI検査時の対応|やけどへの注意喚起

MRI検査では強力な電磁波を浴びることになりますが、この電磁波がアートメイクに使用されているインクの金属成分に反応し、軽度のやけどを引き起こす可能性があります。

そのため、病院側では患者に対して検査前に以下のような点を確認しています。

刺青(タトゥー)・アートメイクを入れている方は事前に申し出てください。(火傷、退色の可能性があります)

引用:東邦大学医療センターHP|MRI検査について

刺青、アートメイクを有する方(火傷の危険性があります。)

引用:埼玉医科大学総合医療センターHP|MR検査

MRI検査を実施している病院では、基本的にどこでも上記のような注意点を説明しています。

なお、最近ではMRI検査に対応したインクを使ってアートメイクを施す美容クリニックも増えてきました。

とはいえ、100%安全とは言い切れないため、アートメイク施術を受けている方はあらかじめ医師にその旨を伝えておきましょう。

アートメイクを受ける前に使用されるインクの安全性を確認することも重要です。

FDA(アメリカ食品医薬品局)やCE(ヨーロッパの安全規格)などの基準を満たしているインクであれば比較的安全と判断できます。

アートメイクをしている場合にCTスキャン検査は可能なのか

MRI検査と並んでよく見聞きするのがCTスキャンによる検査です。

アートメイクをしている場合にCTスキャン検査は受けられるのか?という疑問もあると思いますが、CTスキャンに関してはアートメイクをしていても受けられます。

これはCTスキャンがX線(放射線)を用いた検査であるためです。電磁波を利用するMRI検査とは異なり、放射線を利用したCTスキャンは金属成分に反応する恐れが少ないとされています。

なお、CTスキャン検査が受けられない人というのは「心臓病・肝臓病・糖尿病・腎臓病・甲状腺疾患などを患っている方」「妊娠中・授乳中の方」などです。

アイラインや眉毛のアートメイクをしていて医師に申告せずMRI検査を受けるとどうなる?

MRI検査イメージ

ここではアイラインや眉毛のアートメイクをしていて実際にMRI検査を受けるとどういったリスクがあるのかを解説していきます。

これからアートメイクをする方は、こちらの内容を把握した上で施術するかどうかを検討しましょう。

正しい検査結果が得られない可能性がある

アートメイクをしている方がMRI検査を受けると、皮膚に注入されているインクの種類によっては電磁波に乱れが生じます。

電磁波や磁力を用いて人体の断面画像を映し出すMRI検査において、波長の乱れは正しい検査結果が得られなくなる原因になってしまいます。

なお、アートメイクがMRI検査の結果を阻害するケースではそもそも頭部を調べていますので、重大な病気や損傷部分の発見を遅らせてしまうことにも繋がりかねません。

アートメイクをしているからといって必ずこうした電磁波の乱れが起きるわけではありませんが、可能性として起こり得ることを理解しておきましょう。

やけどや色素が落ちる等の恐れがある

アートメイクをしている状態でMRI検査を受けた場合、稀に電磁波と金属成分が反応して熱を持つことがあります。

特にアイラインのアートメイクは定着した色素が環状に並び、誘導電流による発熱が起こりやすいと考えられています。

なお、少し熱を感じるくらいで済むケースが大半とされているものの、安価なインクを使用したアートメイクだと酸化鉄に代表される金属成分がやけどを引き起こす可能性もゼロではありません。

眉毛のアートメイクでもピリピリとした刺激や熱を感じる場合があります。

補足:10年~20年前にアートメイクを受けた場合でも注意は必要

10年~20年前にアートメイクを施した場合だと「年数も経っているので問題ない」と判断する方もいるかと思いますが、使用されたインクや施術者の技術によっては刺青やタトゥーのように色素が残っている可能性があります。

また、古い時代のインクには今よりも金属成分が多く含まれていたため、過去にアートメイクを施した経験がある方はどちらにしても医師にその旨を伝えましょう。

アートメイクは皮膚の浅い層に色素を注入する美容施術ですが、深い層に色が入った場合には刺青・タトゥーと変わらなくなります。

アートメイクをしたままMRI検査を受けるときのよくある質問

アートメイク施術・イメージ

ここからはアートメイクとMRI検査に関してよくある質問に答えていきます。

不安に感じている部分やアートメイク前に知っておきたいことを確認しておきましょう。

アートメイクをしたままMRI検査が受けられる東京の病院は?

東京に限らず、アートメイクをしたままMRI検査が受けられるかどうかは「皮膚に注入されているインクの成分」「アートメイクの状態」「医師の診断」によって変わってきます。

つまり、○○の病院であればアートメイクをしている人でもMRI検査を受けられるとは回答できないということです。

過去にアートメイクを施した経験がある方で「頭痛で悩んでいる」「頭部に何かしらの異常を感じている」などの場合は、まずMRI検査を実施している病院にて診察を受けてください。検査ができるかどうかは専門の医師の判断に任せましょう。

アートメイクをしていると脳ドックの検査が受けられない?

アートメイクをしているとMRIを用いた脳ドックの検査が受けられない可能性があります。

以下に「公益財団法人がん研究会 有明病院」の対応を紹介していますので、参考までにご覧ください。

以下の方は検査を受けられないことがあります

人工関節などの金属類を体内に埋め込まれている方
閉所恐怖症の方
妊婦、または妊娠されている可能性のある方
以前に大きな外科手術を受けられたことがある方
アートメイク・入れ墨・タトゥーを入れている方
「持続血糖測定器・インスリンポンプ」をご使用されている方は、検査前に外していただきます。

引用:がん研有明病院HP|脳ドック(コースと併用)

実際にMRI検査を断られるかどうかは受診する人によって異なりますので、脳ドックを希望する場合は検査を実施している病院・医師に尋ねてみましょう。

アートメイクをすることでMRI検査以外のデメリットはある?

アートメイクをすることによる主なデメリットは以下の通りです。

アートメイクのデメリット
  • アートメイクの色が完全に抜けるまで時間が掛かる
  • 眉毛やアイメイクのデザインを変えにくくなる
  • 施術箇所にキズや皮膚トラブルが生じる恐れがある

アートメイクで入れた色素が抜けるまでの期間はだいたい1年ほどです。何度も重ねてリタッチしている場合だと2年程度かかるケースもあります。

メイクの仕方を変えたいと思っても、色が残っているうちは眉毛やアイメイクのデザインを変えづらいというのが大きなデメリットです。

また、アートメイクによってキズや皮膚トラブルが生じる恐れも指摘されています。

事例を見ると眉とアイラインへの施術が大半を占めていることから、具体的な危害部位は、眼及び眼の周り (64件)、眉(43件)が多い。また、症状としては眼や眉などの施術した部位や周辺の腫れが多い。アイラインの施術の場合は角膜などの眼球に傷がついた例もある。

引用:独立行政法人国民生活センター|アートメイクの危害

こちらは主に無資格の施術者にアートメイクを依頼した方のトラブル事例となりますが、医師免許を持っていない方がアートメイクを施すのは違法という点を理解しておきましょう。

アートメイクの施術がおこなえるのは医師免許を持つ方、または看護師免許保有者が医師の指示に従い施術をおこなう場合に限られています。

アートメイクを理由にMRI検査を断られた場合はどうすれば良い?

仮にアートメイクをしていることでMRI検査を断られた場合は、施術を受けた美容クリニックにて使用したインクの種類を確認しましょう。

インクの種類が不明という理由でMRI検査を断られたのであれば、インクの種類・成分が判明することでMRI検査が受けられるようになるかもしれません。

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MRI検査時の注意点を理解した上でアートメイク施術を受けること

アートメイクimage画像

アートメイクをしているとMRI検査が受けられないのか?という疑問を解消するために、アートメイクとMRI検査の関係を詳しく説明してきました。

結論

◇MRI検査時にアートメイクのインクに含まれる金属成分が電磁波に反応する恐れがある
◇正確な診断結果が出ない可能性、やけどのリスクなどがある
アートメイクを施す前にインクの種類や成分を確認することが大切

アートメイクによって定着した色素は、自然になくなるまで1年ほどの時間が掛かります。

病院でMRI検査を受ける際はアートメイクの有無を申告することになりますので、その点を理解した上で施術を受けるようにしましょう。

リフスキンクリニックのアートメイク

リフスキンクリニックは、韓国アートメイク【epi】との特別コラボレーションにより、洗練されたアートメイクをご提供しています。

韓国アートメイク【epi】の詳細

  • 前江南の人気サロン出身の韓国人アーティスト
  • K-beauty contestアートメイク部門受賞
  • 韓国出身アーティストによるトレンディなデザイン
  • 最新韓国式のトレンディなデザイン

アートメイク施術例

リフスキンクリニックでは、カンナム人気サロン現役の韓国人アーティストが直接施術を行っているため、レベルの違う本場の韓国式アートメイクが体験することができます。

眉毛アートメイク事例

  • 眉頭は濃すぎないようグラデーション表現
  • 自眉に沿ったナチュラルな毛流れ
  • 目元のバランスを考慮したデザインライン

など、洗練された細やかな技術が光ります。

ヘアラインアートメイク事例

一本一本、本物のような毛流れで、生え際の形がナチュラルに整っています。
生え際の薄毛気になる方、おでこを狭く見せたい方、 小顔に見せたい方におすすめです。

リップアートメイク事例

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