アートメイクは一生消えない？持続期間や施術の流れ・費用を解説

• アートメイクは一生消えないの？
• アートメイクを長持ちさせる方法は？
• アートメイクの流れや費用は？

この記事では「アートメイクをすると一生消えなくなるのか？」という疑問をお持ちの方に向けて、アートメイクの特徴や持続期間を解説していきます。

アートメイクとは皮膚の浅い層に色素を入れて、眉毛や唇の見た目を整える美容施術です。針を使って肌に色を入れるという点ではタトゥーと同じですが、色素を注入する肌の層が異なるため、結果として持続期間が変わってきます。

タトゥーは半永久的に消えませんが、アートメイクはだいたい1～2年ほどで色素が薄くなり、最終的には色が消えていきます。

メンテナンスを継続することで色素がより定着しやすくなるというのがアートメイクの特徴です。そのため、施術を受けた回数や施術者の技術によっても消えるまでの時間が変わると言えるでしょう。

本文ではアートメイクをする際の流れや費用相場なども紹介していますので、施術を検討している方はぜひご覧ください。

アートメイクは一生消えない？持続期間は平均して1～2年ほど

まずはアートメイクの基本的な概要と持続期間から説明していきます。

それぞれの内容を見ていきましょう。

化粧美容施術のアートメイクとは

冒頭でも説明した通り、アートメイクとは肌の浅い層に対して針を使って色素を注入し、化粧をしたような見た目に近付ける美容施術のことを指します。施術をおこなう主な箇所は眉毛や唇です。

いわゆるアートメイクとは、人の皮膚に針を用いて色素を注入することにより、化粧をしなくても眉・唇等の色合いを美しく見せようとする施術である。

引用：厚生労働省｜独立行政法人国民生活センター

特に女性の場合だと大半の人が眉毛やリップの化粧を毎日すると思いますが、アートメイクを施すことですっぴんでも化粧をしたようなビジュアルになります。

日によって化粧の仕上がりにバラつきが出ることもなく、化粧に掛かる時間を短縮できるところがアートメイクをする最大のメリットです。

アートメイクの持続期間は1～2年ほど

針を使って皮膚に色を入れるとなると「タトゥーのように消えなくなるのでは」と心配になる方もいますが、アートメイクの持続期間はだいたい1～2年程度です。

後々になって眉毛・唇の色や化粧の仕方を変えたいといった場合でも、メンテナンスをしなければ1～2年ほどで色素が薄れていきますので安心と言えます。

とはいえ、最低でも1年くらいは色素が残ることになるため、アートメイクをするときにはよく検討しましょう。

アートメイクを長持ちさせる方法

アートメイクを長持ちさせる方法としては以下のようなものが挙げられます。

色素が落ち着くまでの間に過度な洗顔・オイルクレンジングなどをすると色が抜けやすくなりますので、できるだけメイクはせずに洗顔も最低限の形に抑えましょう。

また、アートメイクの施術後に入浴・運動・飲酒といった血行が促進される行為をおこなうと、色素の定着を妨げるだけでなく腫れ・痛み・かぶれを引き起こす恐れがあります。

そのほか紫外線による肌への刺激も避けた方が賢明です。長時間、屋外にいるのは控えてください。

アートメイクの施術内容や費用・相場

ここからはアートメイクを受ける際の流れや施術に掛かる費用の相場を紹介していきます。

アートメイクに興味がある方は、こちらの内容も参考にしてみてください。

アートメイクを受ける際の流れ・施術の内容

アートメイクを受ける際の流れは以下の通りです。

最初にアートメイクをしたい箇所や肌質のチェックなどをおこない、次に希望のデザインを相談していきます。

例えば眉毛のアートメイクをする場合には眉毛の色・濃さ・形を事前に確認することが一般的です。元の眉毛の色や肌の色に合わせてアートメイクで入れる色を決めていきます。

施術直前には部分的な麻酔を塗り、痛みを軽減する処置が施されるため、基本的にはひどい痛みを感じることはありません。

あとは実際に色を入れる施術へと移っていきますが、この際に掛かる時間はだいたい1時間程度です。もちろん箇所によっても異なりますが、長くても1時間半ほどで施術は終わります。

施術後はダウンタイムの過ごし方などを聞き、1週間くらいは安静にするよう努めましょう。

アートメイクの施術費用・相場

アートメイクの費用は施術箇所によって変わってきます。一般的な相場は以下の通りです。

アートメイクでは注入した色素を落ち着かせ、キレイに定着させるために2回に分けて施術をおこなうところが大半です。（クリニックによっては3回のところもある）

提示されているのは2回セットの料金となり、眉毛であれば10～15万円くらいが料金の相場と言えます。

また、色落ちを防ぐためには定期的なメンテナンスが必要となりますが、同じクリニックであれば割引が適用されるケースが多いです。（1回あたり数万円程度）

施術後のメンテナンスのことも考えると、通いやすい場所にあるクリニックを選ぶというのも大事なポイントです。

アートメイクのダウンタイム・注意点

アートメイクのダウンタイムはだいたい1週間程度です。施術する箇所や肌質によっては腫れ・痛み・かぶれなどが起きる可能性があります。

とはいえ、アートメイク後のダウンタイムで生じる症状は比較的軽度なケースが多く、それほど心配することはありません。以下ではダウンタイム中の症状を抑えるために知っておきたいことをまとめましたので、参考にしてみてください。

色素が定着するまでは極力メイクを控え、洗顔する回数も抑えるようにしましょう。洗顔すると顔の油分がなくなり、余計な乾燥状態を招いてしまいます。なお、乾燥を防ぐためには保湿が必要です。

また、施術箇所に紫外線が当たるのは良くないので、できるだけ屋外にいる時間を少なくしましょう。そのほか、赤みや腫れが気になる場合は適度に患部を冷やしてください。

運動・飲酒などをすると血行が促進され、腫れや痛みが増す恐れがあります。

アートメイクは一生消えない？に関してよくある質問

ここからは「アートメイクは一生消えないの？」という悩みに関してよくある質問に答えていきます。

自分が気になっている部分をぜひチェックしてみてください。

1回目のアートメイクはすぐ消える？

眉毛のアートメイクに関して、1回目の施術で入れた色素の約半分くらいは1～2ヵ月ほどで消えてしまいます。これは施術箇所の肌がターンオーバーすることで、新しい皮膚へと生まれ変わるためです。

こうした理由もあり、アートメイクでは基本的に2回の施術がセットになっています。2回の施術をおこなうことで希望する色と形がしっかり反映されるということです。

過度な洗顔をする、保湿を怠る、飲酒や激しい運動をするなどのアフターケア不足の場合だと、より色素が抜けやすくなってしまいます。

1回目のアートメイクが消えた原因は？

1回目のアートメイクがすぐに消えてしまった場合の原因としては、施術者の技術不足・アフターケア不足が挙げられます。

アートメイクは施術する人の技量によって仕上がりが変わってきます。施術者の経験不足、使用する顔料によっても持続する期間に差が出るかもしれません。

とはいえ、アートメイクは基本的に2回セットで完成するものです。2回目の施術を受けてから仕上がりの満足度を判断することになります。

アートメイクをするときには事前にクリニックの口コミやレビューをよく確認しておきましょう。

アートメイクは10年後も消えない？

アートメイクの持続期間は1～2年ほどです。最初にアートメイクをしてから何度も施術を繰り返すことで色素が定着して効果が長持ちするようになります。

逆に繰り返しアートメイクをすると完全に色が消えるまでの時間が長くなりますので、よく検討した上でメンテナンスをしましょう。

入れるのは簡単であるが、除去する際には時間も費用も倍以上かかるという実態がある。自分のイメージと違ったり、流行や好みが変わったり、あるいは年数がたつと他の部位とのバランスが悪くなる場合もある。消したいと思っても、除去する際には時間も費用も入れる際の倍以上かかる。

引用：厚生労働省｜独立行政法人国民生活センター

なお、将来的にアートメイクを除去する可能性がある方は、上記の内容をしっかり理解しておいてください。

加齢によって顔の見た目が変化し、それに伴い顔全体のバランスとアートメイクが合わなくなることも考えられます。

アートメイクは一生消えないわけではない｜消えるまでの期間には個人差がある

「アートメイクをすると一生消えなくなるのか？」という疑問を解消するために、アートメイクの持続期間やアフターケアの仕方などを紹介してきました。

＜結論＞

◇最初におこなう2回セットのアートメイクはだいたい1～2年ほどで消える
◇長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要となる
◇一生消えないわけではないが何度もメンテナンスをしていると消えるまでの時間が長くなる

アートメイクは肌の浅い層に色素を入れて見た目を変化させる美容施術です。繰り返しメンテナンスをすることで色素が定着していくため、メンテナンスの回数が増えるほど色が落ちにくくなると言えます。

加齢と共に変化する顔のバランスに合わせてメイクを変えたい場合には、今後のことも考えた上で施術を受けるかどうかを決めましょう。