糸リフトの効果はどれくらい持続する?持ちをよくするコツと次の施術タイミング

目次

糸リフトの持続期間はどれくらい?基本の目安

糸リフトの持続期間の目安を示す図解
糸リフトの効果実感期・平均持続期間・長持ちタイプの目安をまとめたインフォグラフィック

糸リフトの持続期間は、一般的に半年〜2年程度が目安とされています。使用する糸の種類・本数、施術部位、肌質、生活習慣などによって個人差が大きく、一概に「何ヶ月持つ」とは言い切れないのが実情です。

糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下に挿入することでたるみを引き上げ、同時に糸の周囲でコラーゲン生成を促す美容医療です。糸そのものによる「物理的なリフトアップ効果」と、コラーゲン増生による「肌質改善効果」の2段階で持続期間が変わってきます。

糸リフトの効果は2段階

①糸による即時的なリフトアップ効果(半年〜1年半)
②コラーゲン増生によるハリ・弾力の底上げ効果(1〜2年程度)

糸の種類別|糸リフトの持続期間の違い

糸の種類別の持続期間を比較する図解
PDO・PLLA・PCL糸の持続期間の違いを比較したインフォグラフィック

糸リフトに使われる糸は「溶ける糸(吸収糸)」と「溶けない糸(非吸収糸)」に大別されます。持続期間は糸の素材によって大きく変わり、価格やダウンタイム、適応するたるみの程度も変わってきます。

吸収糸は体内で徐々に分解・吸収されるため、抜糸が不要で安全性が高いと考えられています。一方で非吸収糸は効果が長く続く代わりに、将来的に糸が触れる違和感が生じた際に対応が難しい場合もあります。最近の主流は吸収糸で、特にコラーゲン増生効果が高いPLLA・PCL系の糸が人気です。

糸の種類主な素材持続期間の目安特徴
PDO(ピーディーオー)ポリジオキサノン約6〜12ヶ月価格が手頃・ダウンタイム短め
PLLA(ピーエルエルエー)ポリ-L-乳酸約12〜18ヶ月コラーゲン増生効果が高い
PCL(ピーシーエル)ポリカプロラクトン約18〜24ヶ月最も持続期間が長く、ハリ改善効果が期待できる
非吸収糸ポリプロピレン等2年以上(長期)効果は長いが抜糸が必要な場合あり

近年はダウンタイムと効果のバランスから、PCLやPLLAなどの吸収糸を選ぶ方が増えています。持続期間を優先する場合はPCL、コスト重視ならPDOというように、目的に合わせた選び方が大切です。

糸リフトの効果が実感できるまでの期間

糸リフトの効果実感までのステップを示す図解
施術直後・1〜2週間・1〜3ヶ月の3ステップで効果実感の流れを示すインフォグラフィック

糸リフトは施術直後から引き締まり感を実感できますが、本来の仕上がりは施術後1〜3ヶ月頃に現れます。これは、糸の周囲で新しいコラーゲンが生成され、肌の内側からハリと弾力が底上げされるためです。

施術直後はむくみや内出血により「思ったより違和感がある」と感じる方もいますが、1〜2週間ほどでダウンタイムは落ち着きます。最も美しい仕上がりを迎えるのは1〜3ヶ月後、そこから緩やかに戻っていくイメージです。焦らず経過を見守ることが大切です。

糸リフトの持続期間に影響する5つの要因

1. 糸の本数

一度に挿入する糸の本数が多いほど、リフトアップ力が強く、持続期間も長くなる傾向があります。軽度のたるみなら片側4〜6本、しっかり引き上げたい場合は片側8〜12本が目安です。

2. 施術部位と皮膚の厚み

頬・フェイスライン・口元など、部位によって皮膚の厚みや動きが異なるため持続期間にも差が出ます。よく動かす口周りは比較的戻りやすく、こめかみ〜頬上部は効果が長持ちしやすい部位です。

3. 年齢・たるみの進行度

たるみが進行している方ほど、持ち上げるべき組織の量が多く、同じ本数でも持続期間が短くなりがちです。早めのケアほど効果が長く感じられるケースが多いといわれています。

4. 生活習慣(紫外線・喫煙・睡眠)

紫外線・喫煙・睡眠不足は、コラーゲンの分解を促進し、糸リフトの持続期間を短くする要因です。日焼け対策や禁煙、良質な睡眠は、効果を長持ちさせる上で欠かせません。

5. 体重変動

急激な体重の増減は、皮膚の伸縮によってリフトアップ効果を弱めてしまいます。施術後は大きな体重変動を避けることが望ましいでしょう。特に5kg以上の急激な減量は、顔のボリュームが減って逆にたるみが目立つ原因にもなります。

6. スキンケアと肌質

乾燥・肌荒れが続いている状態では、コラーゲン生成能力も低下しがちです。毎日の保湿・ビタミンC導入・十分な水分補給など、基本的なスキンケアを整えることも糸リフトの持続期間に関わってきます。

糸リフトの持ちをよくする7つのコツ

糸リフトの持続期間を少しでも長くしたい方は、以下の生活習慣を意識することが役立ちます。

  • 紫外線対策を徹底する(日焼け止め・帽子・日傘)
  • 禁煙する、または喫煙量を減らす
  • 7時間前後の質の良い睡眠を確保する
  • 顔のマッサージや強いうつ伏せ寝を避ける(特に施術後1ヶ月)
  • 栄養バランスの良い食事(たんぱく質・ビタミンC・鉄分)
  • 急激なダイエットを避け、体重を安定させる
  • ハイフ・ポテンツァ等の併用で肌の土台を整える
併用できる施術の例

ハイフ(HIFU)やポテンツァ、ヒアルロン酸注射などは糸リフトと相性が良く、持続期間を底上げできる可能性があります。肌のハリ改善を重視する方はパルスサーミアの解説記事もあわせてご覧ください。

次の施術タイミングの目安

「効果が切れる前に打つ」のが基本です。完全に戻ってから再施術するより、リフトアップ感が7〜8割程度残っているうちに追加する方が、全体としての持続期間も長くなり、理想的なフェイスラインを維持しやすくなります。

糸の種類次回施術の目安
PDO約6〜10ヶ月後
PLLA約10〜15ヶ月後
PCL約12〜18ヶ月後

初回は本数多めでしっかり引き上げ、2回目以降はメンテナンスとして本数を減らす「ステップダウン方式」を採る方も増えています。部分的なボリューム不足にはヒアルロン酸注射脂肪溶解注射との併用を検討しても良いでしょう。

糸リフトで後悔しないためのクリニック選び

糸リフトの仕上がり・持続期間は、医師の技術と使用する糸の品質に大きく左右されます。クリニック選びでは以下の点を確認しましょう。

  • 使用する糸の種類・本数・メーカーが明示されている
  • カウンセリングで施術部位とベクトル(引き上げ方向)を丁寧に説明してくれる
  • 料金に追加費用(麻酔代・薬代等)が含まれるか明確
  • アフターフォロー体制が整っている
  • 症例写真が豊富で、自分の悩みに近い実績がある
専門のクリニックに相談を

糸リフトは医療行為であり、お顔の状態により最適な糸の種類・本数は異なります。持続期間や効果の見込みについては、美容皮膚科・美容外科の専門医のカウンセリングでご自身の肌・骨格を診てもらったうえで判断することをおすすめします。目の下のお悩みがある方はヒアルロン酸によるクマ治療の併用検討もひとつの選択肢です。

糸リフトのよくある誤解Q&A

糸リフトは施術の認知度が高まる一方で、誤解されがちな点もあります。持続期間や効果について正しく理解しておきましょう。

「糸が切れる」「ズレる」ことはある?

適切に挿入された糸が簡単に切れたりズレたりすることは基本的にありません。ただし、強いマッサージや圧迫、過度な表情運動を繰り返すと、まれに糸の位置が変化する可能性があるため、施術後1ヶ月ほどは刺激を控えめにしましょう。

糸が溶けたら「元に戻る」の?

糸そのものは溶けますが、糸の周囲で生成されたコラーゲンは一定期間残るため、完全に元通りになるわけではありません。定期的にメンテナンスを重ねることで、土台の肌質そのものが整っていく感覚を得られる方も多くいらっしゃいます。

まとめ|糸リフトの持続期間は糸と生活習慣で変わる

糸リフトの持続期間は半年〜2年が一つの目安ですが、糸の種類・本数・生活習慣によって大きく変動します。PCLやPLLAといった長持ちタイプの糸を選び、紫外線対策・禁煙・良質な睡眠といった基本習慣を整えることで、より長く効果を実感できる可能性が高まります。

「いつ次の施術を受けるべきか」「どの糸が自分に合っているか」は、医師のカウンセリングで見極めることが大切です。気になる方は一度、信頼できる美容クリニックで相談してみてください。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。

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