この記事ではご覧のような疑問を解消するために、マンジャロの効果や投与中止後の影響について詳しく説明しています。
もともとマンジャロは2型糖尿病の治療を目的として開発された皮下注射製剤です。しかし、最近では同製剤を投与することによって得られる「食欲減退によるダイエット効果」が注目されています。
マンジャロを投与するとインスリンの分泌が促進され、通常時の食欲を抑える効果が生まれます。この仕組みを利用した痩身方法が「GLP-1ダイエット」です。(マンジャロがGLP-1受容体作動薬の一種であることに由来)
マンジャロを用いたダイエットに興味がある方は多いと思いますが、気になるのは投与をやめた後のリバウンドです。
本文ではマンジャロの投与をやめた後も体型を維持する方法、マンジャロを投与する際の注意点をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもマンジャロとは?ダイエット効果と仕組みを解説

マンジャロは2022年9月に承認された比較的新しい製剤であり、世界で初めて「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」と「GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)」という2つの受容体に働きかける薬として注目を集めました。
マンジャロには血糖値をコントロールする効果があります。食事によって血糖値が急激に上がるのを防ぐため、薬によってインスリンの分泌を促し、食事量を調整できるところが大きな特徴です。
- GLP-1:脳の中枢神経に作用し「満腹感」を持続させるホルモン(小腸や大腸で分泌)
- GIP:インスリンの分泌促進や脂肪の分解促進などの作用があるホルモン(小腸で分泌)
⇒それぞれのホルモンに働きかけて「食欲を抑える」「脂肪の分解をサポートする」というのがGLP-1ダイエットの仕組み
1回使い切りタイプの注入器に製剤が含まれていて、自分自身で投与する(注射を打つ)ところもマンジャロの特徴です。投与のペースは週1回で、最初は少量からの投与が基本となっています。
なお、以下は横浜市立大学が実施した試験データとなりますが「マンジャロを投与したグループでは、そのうち約10~15%において体重の減少が確認された」とのことです。

体重減少は、チルゼパチド5mg、10mg、15mg群でそれぞれ -10.7%、-13.3%、-15.6%であり、いずれの群もプラセボ群の‐0.8%と比較して減量効果が認められました。
引用:横浜市立大学附属病院|国際共同第2相試験で糖尿病治療薬チルゼパチドの MASH(Metabolic dysfunction-associated steatohepatitis)改善効果を報告
こうした研究結果からも、マンジャロには副次的な作用として痩身効果があると言われています。

マンジャロをやめたらどうなる?投与を中止した後の変化
ここでは、マンジャロの投与をやめるとどういった変化が生まれるのかを解説していきます。
それぞれの内容を見ていきましょう。
食欲が戻ってくる
マンジャロの投与をやめると、マンジャロの効果によって抑えられていた食欲が戻ってきます。
もちろん投与をやめてからすぐに以前と同じような食欲になるわけではありませんが、徐々に食欲が戻ってくる中で体型を維持したい場合には食事量の調整が必要です。
消化器系の副作用が収まる
マンジャロには副作用のリスクがあります。一般的な副作用としては下痢・腹痛・頭痛などが挙げられますが、主に消化器系の副作用が多いことが分かっています。
マンジャロをやめるとそういった副作用が収まりますので、下痢や腹痛の頻度や度合いが強かった方からするとストレスの軽減に繋がるかもしれません。
血糖値が乱れる可能性がある
もともとマンジャロは2型糖尿病の治療薬として開発されたものであり、血糖値を安定させるために投与します。
当然、マンジャロの投与をやめると安定していた血糖値が乱れる可能性が生じ、その結果として体調不良や体脂肪の増加などを招くかもしれません。
血糖値が高い人は、マンジャロをやめた後も日々の食事内容・運動の習慣を意識しましょう。
なお、マンジャロと同じようなメディカルダイエット薬としてはリベルサスも有名ですが、それぞれの違いについては以下の記事を参考にしてみてください。(リベルサスは内服薬)

マンジャロの投与をやめたら体重がリバウンドする?予防方法は?
ここからはマンジャロの投与をやめた後、リバウンドを防ぐ方法について解説していきます。
せっかくマンジャロの投与で痩せた身体を元の状態に戻したくない人、これからマンジャロの投与を検討している人はこちらの内容を参考にしてみてください。
体重がリバウンドする可能性はある
マンジャロをやめた後に体重がリバウンドする可能性はあります。
マンジャロには「食欲を抑える効果」があり、投与を中止すると元の食欲に戻ります。もともと食事量が多い人だとリバウンドが起こり、体重も増えてしまうかもしれません。
自分の判断で勝手にマンジャロの投与をやめない
マンジャロを勝手にやめた場合はリバウンドを引き起こす可能性が高くなりますので、特に注意が必要です。
いきなりマンジャロをやめると食欲が戻るだけでなく、血糖値の乱れにも繋がります。健康を害する恐れがありますので、必ず投与のペースは守りましょう。
医師と相談しながら投与量を抑えていく
急にマンジャロの投与をやめるとリバウンド・体調不良に繋がりますので、徐々に量を抑えながらやめる流れを作りましょう。自然な形でマンジャロの投与量を減らしていけば急激なリバウンドを防げます。
そのためには医師と相談しながら投与量を決めることが必要です。また、副作用がひどい場合も医師に伝えて投与量を少なくしてもらいましょう。
基礎代謝を上げて痩せやすい身体を維持する
日頃から適度な運動をおこない、基礎代謝を上げておくことで痩せやすい身体を維持できます。
ウォーキングやランニングといった有酸素運動、自重を使った筋トレなどをおこなうと基礎代謝がアップしますので試してみましょう。
体内のエネルギーは筋肉を動かすたびに消費されます。筋肉量が多い人ほど代謝が上がり、消費するカロリーも増えますので、マンジャロを投与している期間から日々の運動を習慣づけてみてください。
食事量を抑えたままにする
マンジャロをやめた後のリバウンドを防ぐには、やはり食事量をそのまま抑えることが肝心です。
せっかくマンジャロの効果で食事量が減ったのであれば、その食生活を維持しましょう。
また、食事量だけでなく食事の内容に気をつけることも大事です。できるだけ消化が良いもの、脂質が少ないものを選んでみてください。
マンジャロを投与する際の注意点
マンジャロを利用してダイエットをおこなう際は以下の注意点に気をつけましょう。
- 投与する量を勝手に変更しない(追加で投与しないこと)
- 自分の判断で投与を中断しない
- ひどい副作用が起きた場合は医師に相談する
マンジャロは週に1回、同じペースで投与することによって正しい効果が得られます。投与する量を勝手に変えると体調不良の原因となりますので絶対にやめましょう。
また、自分でマンジャロを注射した際に「正しく投与できたかどうか分からないので追加で投与する」というのも控えてください。(2倍量が投与されると重篤な副作用に繋がる恐れがある)
マンジャロが原因となり起きる副作用には「低血糖症状」「意識の消失」「急性膵炎」などが挙げられます。健康を著しく害するリスクがあるので、決められた投与量を必ず守ってください。
なお、初回の投与から2~3週間ほどは軽度な副作用が起きる可能性があるので、できれば休日や予定がない日を最初の投与日に設定しましょう。
マンジャロは医師と相談した上で投与をおこなう
「マンジャロをやめたらどうなるのか?」という疑問を解消するために、マンジャロ中止後の影響について解説してきました。
基本的な変化としては「食欲が戻る」「副作用が収まる」といった点が挙げられます。リバウンドするかどうかは自身の食生活や運動量によって変わってきますので、できるだけマンジャロ投与中と同じような食事量をキープしましょう。
また、マンジャロを利用したダイエットを検討している方は、必ず副作用のリスクについても理解しておいてください。


